アティトラン湖


今日はボートに乗って、アティトラン湖の周辺にある先住民の村へ訪問。





水鳥がたくさん泳いでいるかと思ったら、泳いでいる人も発見!
先住民ではなく、ここに住んでいる欧米人のおじさんだそうだ。






湖の水は透き通っていて、光に反射してキラキラ、とってもキレイ。





現地の若い男性が、船長 兼 ガイドをしてくれるのだそう。





船酔いの心配をしていたが、湖面は波ひとつなく、とっても穏やか。
暑くも寒くもなく、さわやかな風で、爽快で非常に気持ちよかった。






意外とあっと言う間にサンタ・カタリーナ・パロポ村へ到着。





路上では、道に沿って色とりどりの織物がたくさん売られていた。





そして、地面に正座して織物を織る女性の姿がずら〜と並んでいる。





この村では、青を貴重とした孔雀のような色彩の伝統衣装が着られている。





しかしお年寄りが赤い色の服を・・・、どうやら赤色は流行遅れなんだそう(笑)。





しばらく道なりに沿って坂道を歩いていくと、小学校が見えてきた。
船乗り兼ガイドさんが、『入ってみる?』と言って学校の中へ。






グアテマラでは、小学校でも落第があり、進学するのも大変らしい。
そのため学校に通えず、十分な教育を受けられない子供が多いそう・・・。






大阪の橋本市長が小中学生に留年制度検討を要請したというニュース。
日本もグアテマラのように留年制度を取り入れる日が来るのだろうか・・・。






湖畔の小さな運動場では体育の授業中、シビアな教育環境に
置かれている子供達だが、天真爛漫な笑顔を見てほっとした。






その後、村の小さな教会へ。





ここもセマナ・サンタ仕様で紫色の布が飾られていて、入口には
セマナ・サンタの宗教行列に使われるお神輿が置かれていた。






この村の出身の船乗り兼ガイドさん、景色のいい場所へと連れてってくれる言う。





地元ならではだろうか、民家の間の細い道をすり抜けていく。





上へ上へと登って行くと、湖が目の前に広がった。





水い色の空と淡い青の湖、富士山に似てるアグア火山と、まるで絵画のよう。





町の雰囲気とは打って変わって、村の素朴な生活を垣間見れて、
グアテマラの線順民の暮らし風景を満喫することができた。





アティトラン湖周辺の村めぐり、2つ目の村はサン・アントニオ・パロポ村。





この村も山の斜面に住居が集中している。





村の中心部には小さな白い教会が。 教会の横には、小さな市場もあった。





2010年5月29日にグアテマラ沿岸部に接近した熱帯暴風雨『アガサ』。
これによって、グアテマラを含む中米ではたくさんの被害を受けた。






特にサン・アントニオ・パロポ村では、大規模な地滑が発生、
たくさんの家屋が倒壊し、被害の大きかった場所だそうだ。


いまだに斜面が崩れたまま、被害の大きさを物語っている・・・。






ここサン・アントニオ・パロポ村では、陶器のお店が数件みられる。
アメリカ人のケン・エドワーズさんが村の人達へ陶器作りを伝授したそう。

村の人々に陶器作りを教えたら、どんどんグアテマラ風の独自の
作品を作り出したのだそう、どの作品も本当にかわいらしい。








ケン・エドワーズさんは、もともとメキシコで陶器作りをしていた陶芸家。

幸運なことに、私達の日本人ガイドさんのお友達のお知り合い
ということで、私達もエドワーズさんにお目にかかれたのだ!








なんと87歳!耳は遠くなったとおっしゃってたけど、お元気!
背がかなり高くて、とっても優しい素敵なおじいさんだった♪



村の人達に陶芸の楽しさを教え、かつ収入源を与え、自分も工房の裏で、
村人と同様に質素な暮らしている大変素晴らしい方!本当に尊敬する!








それとは反対に、あるアパレル産業の韓国企業は金儲けに必死。
以前、グアテマラで韓国企業の搾取と不当労働行為が問題になった。

2000年代初頭まで韓国はグアテマラで第1位の投資国家で、
その裏で先住民の酷使と日常化した体罰・暴力があったそう。

関連記事:韓国資本の"通念"人種主義 (ハンギョンレニュース)






それによって、グアテマラで韓国というと悪いイメージがあったそうだが、
現在ではかなり改善され、韓国ドラマもテレビで放映されているらしい。

韓流ブーム、地球の裏側まで・・・さすが国策、芸能輸出国家に脱帽だ・・・。






グアテマラに来てから、英語を話す人を見かけなかったが、ここの村人
は英語が通じる?!私にガンガン英語で話しかけてきたマヌエラさん。






船で到着した時から声を掛けてきて、船着場で私達の帰りを待っていた。
その情熱(しつこさ(笑))に負けて、髪の毛を飾り付ける紐を購入した。

先住民と同じように髪の毛に巻きつけてくれた。ありがとう!マヌエラさん♪





アティトラン湖畔の村めぐり、3つめはサンティアゴ・アティトラン村へ。





この日の天気は、靄がかかっている感じで、視界がぼや〜としている。
きっと朝と日中との温度差が激しくて、湖の水が蒸発しているのだろう。

まるで水彩画のような景色、淡いぼやけた空の色もこれはこれで美しい。






韓国に住み始めてばかりの時、春先なんかはいつも温度差が激しくて、
晴れてんだか曇ってるんだかわからなくて、なんで韓国はいつも天気
が悪いんだ?!と、旦那にぶーぶー文句言っていたのを思い出した(笑)。






さて、サンティアゴ・アティトラン村は、観光客が多く訪れる場所で、
アティトラン湖の周辺の村の中で最も大きい先住民の村なんだそう。

なので、船を下りると道の両側にお土産屋さんがずら〜と並んでいた。






マシモンの教会までトゥクトゥク(三輪タクシー)に乗って移動する途中、
子供達が走り寄って来て、元気よく『オラ!』と声を掛けてきてくれた。

グアテマラ人は比較的シャイで、声を掛けてくる人はあまりいなかった。






旅行会社からのパンフレットには、子供の写真を撮ると誘拐と
間違えることがあるので注意しろとまで書いてあったくらいだ。
(これはさすがに大げさすぎると思うんですけど・・・苦笑。)






そして、この村で珍しいのが、マシモンという土着宗教の教会。
民家の間を抜けていくと、怪しげな小さな集会場が出てきた。

入口ではマリンバの不協和音が響いて、ちょっと異様な雰囲気。






マシモンの神様には、お酒をふくませたり、タバコを吸わせたりして願を
掛け、信者はお酒を飲みながらお祈りの儀式をする変わった宗教。

マシモンの神様を信仰する人達は、この村だけでなくグアテマラ国内
広域で信仰されているそうだが、最も有名で盛大なのがこの村だそう。






マシモン儀礼に多くの観光客が訪れるようになり、大切な観光資源の
ひとつとなっていて、写真を1枚撮るのに10ケツァル(約100円)を払う。

でも、おじさんは酔っ払ってて、何枚撮ったのかわかってなかった様子(笑)。
おじさんに、何の儀式ですか?と聞いても、うん。儀式だ。と答えた(爆笑)。






天井からぶら下がっている飾りは何か聞いてみると、なんとmelokotonだ。
と答えたのでビックリ!melokotonは、タガログ語で桃という意味だと思って
いたのだが、スペイン語では、melocotonと、同じ発音で桃という意味らしい。






お酒を飲んでタバコを吸って儀式を行う一風変わった宗教の他に
この村には、きちんとした普通のフランシスコ派の教会もある。






建てられたのは1547年、キリスト教への改宗をはかるため
スペインによって作られたという、古い歴史を持つ教会だ。






この教会でも、セマナ・サンタ(聖週間)のため紫色の布で飾られ、
宗教行列に使われるキリスト像がのったお神輿が置いてあった。






この村の男性の伝統衣装は、白とエンジのストライプの半ズボンに、
鳥や動物の柄の刺繍がされている。刺繍が多いほど値段が高いそう。

隙間がないほど刺繍で埋め尽くされている衣装は自慢で、きっと
ブランドの高い服を見せびらかしているのと同じ感覚なのだろう。






アティトラン湖を後にして、パナハッチェルから再びアンティグアへ。





夕食は民族舞踊を鑑賞できるレストラン、ポサダ・デ・ドン・ロドリゴで。





中米といえばマラカスを振って"アミーゴ!"と激しく踊るという
勝手なイメージを持っていたのが、それとは異なりとても素朴。

伝統楽器のマリンバのほのぼのした演奏に合わせて、お面を被って、
簡単な足のステップとスキップしながらマラカスを振って踊るのだ。






最後に中央に呼ばれて一緒に踊らされたのだが、リズム感ゼロの私、
壊れたロボットのようなマヌケな動きで恥ずかしい思いをした・・・(笑)。






  

 


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