アンティグア


恒例になってきている里帰りついでの母との海外旅行。
今回は、マヤ遺跡を見るためにグアテマラ・ホンジュラスへ。

今まであまり詳しく旅行記を書いたことがなかったが、韓国に来てから
すっかりボケが進んでしまったので、忘れないように書き残すことに(笑)。

旦那を置いての海外旅行は、うしろめたい気持ちがあるので、なかなか
言い出せず、日本帰国後、旅行出発の前日に旦那へメールで伝えた。

“気をつけて行っておいで”ということだったが、絵文字はなし。
自分は置き去りで仕事、やはりいい気はしないのだろう・・・(苦笑)。

さて、グアテマラ・ホンジュラスはメキシコの下、中南米に位置する。
直行便はなく、私達はロサンゼルスで乗り換え、11時間も待つハメに。

乗り換え時間を含めて、日本からグアテマラまで26時間以上かかった。

貧乏旅行なのでハードスケジュール、15時間の時差を乗り越えて、
グアテマラに早朝に到着して、ほとんど休む暇もなく観光へ突入だ。



▼ Hotel Casa Ovalle



グアテマラシティの空港から、世界遺産に登録されている町アンティグアへ。
移動の間は爆睡して1時間ちょっとで到着、まずホテルへチェックインして朝食。

ホテルは民家が改装されていて塀で囲まれていて、外からはわかりずらい。
中に入る時はインターホンで呼び出して開けてもらうようになっている。






小さいけどアンティーク調に統一されていて、とってもおしゃれなホテル。

アットホームで、食事はカウンターテーブルの向こう側の小さなキッチンで
おばさんが直接作ってくれるし、冷蔵庫も共同で好きに使ってよいと言う。






ここのホテルのスタッフ達はすごく感じが良く、おばさんはニッコニコ。
私達を暖かい笑顔で歓迎してくれて、卵を炒めておもてなししてくれた。






ここのホテルで歓迎してくれたのは、ホテルのスタッフのみならず
かなりおしゃべり上手な鳥!多分、オオキボウシインコという鳥だ。

私達の部屋が中庭に面していて、中庭で飼われていたこの鳥を発見!






母とおしゃべりしながらインコに近づくと、インコもおしゃべり。
はっきりよくわかったのは、スペイン語のこんにちは『オラ!』。

他は何言ってるのか不明だったが、私達が笑うと真似して一緒に笑うのだ!

その上、私達が部屋に戻ると、口笛を上手に吹いたり、オラ!オラ!と
呼ぶので見に行くと、急に黙ってすましたりと、かなり愛らしいインコ。

朝食後、観光へ出かける前に、せっかく少し休む時間があったのだが、
インコにすっかり魅了されてしまい、休むどころじゃなかった(笑)。




▼ アグア火山



アンティグアは、1773年の大地震で崩壊したコロニアル様式の建物が
残っている町で、町自体がユネスコの世界文化遺産に登録されている。

富士山によく似たアグア火山を含める、3つの火山に囲まれてるそうで
色とりどりの建物と自然が調和していて美しく、意外と規模も大きい。




▼ コロニアル美術館





▼ 総督府



▼ 中央公園



道路は碁盤の目のようになっていて、町の中心部は中央公園。
憩いの場となっているこの中央公園の真ん中には噴水がある。

一見、普通の噴水に見えるのだが、なんと女性の乳房から水が
吹き出るという、とってもユニークな噴水として知られている。

小便小僧の噴水は見慣れてるけど、乳房の噴水は珍しい(笑)。






▼ 市庁舎


世界遺産に登録されている町、グアテマラのアンティグア。
そこから送迎バスで約10分、コーヒー博物館ラ・アソテアへ。






コーヒー栽培畑もあり、精製までここで行っており、無農薬で
作り立てのおいしいグアテマラコーヒーを購入することもできる。






世界のコーヒー生産量、ブラジルがだんとつ1位、グアテマラは弟7位。





先日、中央日報のニュースで、世界に1500人いるコーヒー豆鑑別士の
4分の1が韓国人、韓国は“コーヒー共和国”であるという記事を読んだ。


本当に、近年の韓国のカフェブームはめざましいものがある。





コーヒー博物館では、館内のスタッフが丁寧に説明もしてくれる。

スペイン語なので、ガイドさんが日本語に通訳してくれると、一緒にいたフランス人の
旅行客のおばさんが、まるで犬に静かに!と言うようにシッ!と私達をにらみつけた・・・。

フランス人の団体もガイドに同時通訳してもらっているのに、こちらも通訳して
もらってるとは思わないのだろうか・・・。自己中で失礼なおばさんの態度にムッ。










青空の下、緑の山に囲まれて天日干し。袋に詰めて焙煎するため工房へ運ぶ。

小さな工房は、ロースト中のコーヒー豆の香ばしい匂いが充満していて、
とっても幸せな気分に。 炒ったコーヒー豆の味見もさせてくれた。








ここは音楽博物館も併設していて、先住民の音楽や祭事に関する展示物がたくさん。
ここもスタッフが説明してくれて、グアテマラのマリンバの美しい音色が響いていた。

グアテマラ初日に、あらかじめグアテマラの先住民について知ることができてよかった。









世界遺産に登録されているアンティグアの町は、1773年の
大地震で被害を受けるまでグアテマラの首都だった。

地震の被害で崩れた廃墟が、町のいたるところで見られる。



▼ 車窓から見た廃墟







▼ サン・フランシスコ教会



廃墟好きの私には萌え萌えだけど、町全体が
大きくて徒歩だけでは見回ることができない。

そこで、中央公園前でたまたま客引きしていたマイクロバス
ツアーによる市内観光へ一人5ドルで参加することにした。



▼ エルマーノ・ペドロ教会



▼ サンタ・クララ修道院前の公共洗濯場





▼ カルバリオ教会





実はなんでたったの5ドルなのかというと、車窓観光の
途中で強制的に翡翠工房へ連れて行かれるのだ。

どうやらこれは翡翠工房が行っているツアーだそうで、
工房へ誘導して買物をさせようという魂胆らしい。

韓国の安いツアーでキムチ専門店に連れてかれるのと同じだ(笑)。



▼ 翡翠工房 ハデス



▼ 翡翠の製造工も見られる



▼ 翡翠を解説した小さな博物館も併設されている



私が行きたかったのは、アンティグアの町を一望できる十字架の丘。

ここは治安が悪くて個人で行くのあまりよくないそうだが、
このバスツアーで連れて行ってくれたので大満足だった。



▼ 下から見る十字架の丘



▼ 十字架の丘から見たアグア火山とアンティグアの町



▼ 碁盤目状になっているのがよくわかる。ジャカランダが満開。


今回のグアテマラ・ホンジュラスのツアー旅行だが、2名催行。

添乗員なし・他の参加者もなしで母と私の2人きり、グアテマラ
在住の日本人女性のガイドさんに同行してもらうことになった。

今まで頼んだことのない知名度の低い旅行会社に申し込んだので
出発前はかなり不安で、その上、母の名前の漢字を間違えるし、
書類にミスはあるしで、ひどい対応だったので実は心配していた。

ところが、現地旅行会社のガイドさんはとってもテキパキしていて
慣れてる様子、柔軟に対応してくれるし、女性だからなのだろうか
細かいところまで行き届いて、大変素晴らしいガイドさんだった。

いつも珍道中の私達親子だが、優秀なガイドさんのおかげで何一つ
トラブルなく、最後までスムーズで楽しい旅をすることができた。

日本に帰ってきてから、急にガイドさんがいなくなってしまって、
私も母もダラダラ、テキパキ案内してくれる人がいないので、
どこ行くんだっけ?何しに来たんだっけ?とボケ生活に逆戻り。

すっかりガイドさんが恋しくなってしまった・・・(笑)。




▼ アンティグアの象徴のひとつである大聖堂 カテドラル





▼ 現在のカテドラルの裏側には地震で崩壊した教会の廃墟





▼ アンティグア名物の時計台





▼ ジャグリングをするストリートパフォーマー



▼ 中米で最大規模を誇った噴水があるメルセー教会





▼ メルセー教会の内部にも地震で崩壊した教会の廃墟が残る



▼ 民芸品や小物雑貨が揃うお店ニム・ポット





▼ 地震崩壊後、遺跡保存のため廃墟公園となっているカプチナス修道院



▼ 修道尼僧が使用した寝室と小部屋がある円形の建物が残っている



▼ カテドラル前に並ぶ夜店



▼ 日本と同様、りんご飴やチョコバナナも売っている



▼ ライトアップされたカテドラル






 

 


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