トロイ遺跡
トロイはイリオス、トロイアなどと呼ばれるギリシア神話にも登場する都市で、紀元前3000年ごろからローマ時代の500年ごろまで栄えました。 紀元前1200年頃のトロイ戦争により、トロイは滅亡しました。 遺跡は、ドイツのハインリッヒ・シュリーマンによって発掘され、現在も発掘調査が続いています。
現在確認されているのは、第1市から第9市までの9層で、火災や地震、戦災などで崩壊するたびに同じ場所で再建されたため、古い都市の遺構の上に新しい都市の遺構が複雑に重なっています。
トロイの遺跡は保存状態が良くないので、ガッカリ名所ではないですが、「つまらない」「石ころだけだ」などと言う人も多いようです。 ツアーメンバーの中に、かなりお年のごきょうだいがいたのですが、お兄さんの方が「何にもねえな」と言うと、妹さんが「あなたは今、何層にも重なった時代の歴史を踏みしめてるのよ」と言うので、娘と二人、名言だと感心しました。
トロイの木馬で有名なトロイ戦争は第6市の時代(紀元前1700〜前1275年)の出来事と言われています。 ギリシャの詩人ホメロスの作品「イリアス」、「オデュッセイア」はこの戦争を題材としています。 巨大な木馬のレプリカは、1975年に造られたもので、中に入ることができます。
|
トロイの木馬
シュリーマンの遺構
|
テントで覆って発掘している |
幾重にも重なった遺跡の層 |
音楽堂
|
生贄の祭壇
|
ラプセキ
ラプセキという町の港から、ダーダネルス海峡をフェリーで渡って、イスタンブールに向かいます。 この日は、ラマダン祭りの最終日。 ラマダン祭りは3日間休日なので、トルコの人たちは、田舎へ帰ったり、行楽に出かけたりするそうです。 日本のお盆やお正月と同じですね。 Uターンラッシュで、港まで車が大渋滞。遅々として進みません。 そこで、ガイドさんが港の係の人に、「日本の観光客だが、今日の飛行機で帰国するので、飛行機に乗り遅れないように、先に乗せてくれ」と大ウソをつき(笑)、ちゃっかり、他の車を差し置いてフェリーに乗ることができました。
|
ラプセキの町 |
映画「トロイ」で使われた木馬 |
港までの大渋滞 |
船まであと少し |
ラプセキ港 |
ダーダネルス海峡を渡るフェリー |
ダーダネルス海峡
グリボルの港
|
ラプセキへ行く途中で、トルコ石を売っているお店に寄りました。 「AGAD」という有名店ですが、経営は「KIRCLAR」のようです。 チャラい店員さんが見事なセールストークで、高い商品の売り場の方に連れて行こうとするのですが、私は 「高いのは買わない。安いのだったら二つ買う」 と頑張って、お手頃なペンダントを娘と二人分、買いました。 あまりにも、ペラペラとしゃべりまくるので、私が「うるさい、うるさい、黙って」と言うと、しょんぼりして拗ねる演技をしたり、めんどくさい店員さん(笑) 買ったときに、「これをつけるとき、貴方を思い出すわね」とお愛想を言うと、ちょっと照れていたので、そこまでチャラ男ではなかったようです(笑)
|
トルコ石のペンダント
|
「AGAD」の店員さん
|
ベリーダンスショー
|
|
|
|
|
娘もステージに呼ばれてダンス |
セクハラおじいちゃん 睨まれています |
|