2010年12月18日  スース〜エルジェム〜マトマタ〜ドゥーズ


  エルジェム円形闘技場《世界遺産》

スースから約65km南にあるエルジェムに向かいました。
砂漠化が進んだ広大な大地にそびえたつ巨大な円形闘技場(コロシアム)が有名です。
2世紀のローマ帝国によって着工されましたが、完成には至らなかったそうですが、イスラム圏最大のコロシアムで、最良の保存状態で、現在でも数万人を収容できるとか。
(長径162m、短径118m、高さ36m、アリーナの直径は65m)


円形闘技場


観客席入口


アリーナ入口


アリーナの下には、ライオンの檻がある
 
  マトマタ

エルジェムからさらに南に約240km、3時間半、車に乗って、マトマタに着きました。
マトマタには、先住民族であるベルベル人がいます。
ベルベル人の独特の住まい、穴居住居は現在はホテルなどに利用され、観光名所となっています。
中でも、ホテル・シディドリスは、映画「スターウォーズ」のロケ地として有名です。
私たちはシディドリスで、昼食をとりました。
ホテルの駐車場で、ベルベル人のおじいちゃんが、観光客に干したナツメヤシを売っていました。
もしかしたらそれほどの年齢ではないのかもしれませんが、脳卒中の後遺症なのか、かなり手が震えていて、よぼよぼです。
震える指を1本立てて、「1ディナール〜〜」と言っているので、買ってあげようと思い、「1ディナール?」と聞くと、なんと指を震わせながら2本立てて「2ディナール〜〜」と言うではありませんか(笑)
添乗員さんが呆れて、「さっき、1ディナールって言ったでしょ」と言っても、おじいちゃんは知らんぷり。
ちゃっかり欲は深い(笑)と思いましたが、病気で可哀想だからと、そのまま2ディナール渡して、ナツメヤシを買いました。
あとで、町のスーパーでナツメヤシの値段を見たら、倍ぐらいの量が1ディナールで売っていたので、どうやらまんまとぼったくられたらしい(笑)

ナツメヤシを売るおじいちゃん

イケメンバーテンダー

映画「スターウォーズ」のロケ地 洞穴ホテル・シディドリス


上から見る洞穴ホテルの中庭


スターウォーズの写真が飾られているホテル・シディドリスのバー


パスタ入りスープ


ブリック

クスクス

マクロード(ナツメヤシのペースト使った揚げ菓子)

このあと、ベルベル人のお宅訪問。穴居住宅の中を見せてもらいました。

丘の上から見る穴居住宅




ベルベル人の穴居住宅


青い扉はトイレ

挽き臼を回すおばあさん

機を織るお母さん

可愛い台所

調理中

寝室

ベッドで寝ていた猫

カレンダー

ベルベル人のイケメン

現代の家






このあと、マトマタから120km離れた、サハラ砂漠の中にあるドゥーズへ向かいました。
途中、「サハラの薔薇」を売っているお土産屋さんに寄りました。
「サハラの薔薇」(砂漠のバラ)とは、砂漠の地下水が地表近くに上がって来て、暑さと乾燥のため凝縮する過程で、水に含まれている無機化合物(硫酸カルシウムや硫酸バリウム)の結晶化が進み、バラの花びら状に成長して出来たものだそうです。

「サハラの薔薇」

 

「サハラの薔薇」を採取するところ 

  サハラ砂漠(ドゥーズ)

ドゥーズは、サハラ砂漠のオアシスの町です。
ここで、約1時間、ラクダに乗って砂漠の散策をしました。
ラクダはエジプトでも乗りましたが、この時のラクダは、なんと発情期ということで、興奮気味というか、アヤシイ行動もあり、とても珍しい体験でした。
右下のラクダは、私が乗っていたのですが、発情期特有の姿らしく、口から舌(※)をだらっと出して、白い泡をブシュブシュ吹いていました。
(※ これは舌ではなく、口の中の上あごの部分(口蓋)を袋状に膨らませたものだそうです。)
そして、娘が乗ったラクダが後ろから付いて来てるのですが、前のラクダのお尻の間を口先でツンツン突いていたとか(笑)
夕暮れの砂漠は、エキゾチックな旅情を感じさせるものでしたが、実はこんなラクダに乗っていたのです(笑)
 

少年の引くラクダで出発

発情期のラクダ


白い月と白いラクダ


夕陽に照らされたラクダの長い影

砂漠の向こうに町が見える

 

サハラ砂漠に沈む夕陽

 


  


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