娘と私は、2008年12月に中東のシリア・ヨルダンそしてアラブ首長国連邦(UAE)のドバイへ旅しました。
旅行記を書くつもりでしたが、この当時は働いていたこともあり、いろいろと忙しく、写真だけはなんとかアップしましたが、そのまま放置していました。
この文章を書いているのは、2013年10月ですが、シリアは2011年3月から内戦が始まり、現在も続いています。
2013年8月の時点で、死者10万人以上、国外へ脱出した難民は200万人、シリア国内では400万人が難民キャンプに身を寄せている、と言われています。
そうしたニュースを見聞きするたびに、シリアで出会った人たちは今も無事でいるのかと心配になります。
シリアの遺跡は美しく、人々は素朴で温かかったという思い出があり、記憶に残っていることだけでも書き留めておきたいと、文章を書くことにしました。





    シリア 

 

【ダマスカス市街】

シリアにはドバイ経由で行きました。
まず、羽田から関西空港へ向かい、そこからドバイ行きのエミレーツ航空で出発です。
ところが、関空行きの飛行機が40分も遅れ、関空では、「急いでください、走ってください」とせかされて、あわただしい旅立ちとなりました。
出発は23時15分、約12時間のフライトでドバイには時差−5時間で、朝の6時ごろに到着しました。
ドバイ国際空港で乗り換えて、シリアの首都ダマスカスに向かいます。

シリアは世界で最も古い歴史を持つ土地と言われ、紀元前8000年頃に農耕が始められ、紀元前3000年頃からカナン、ヒッタイト、フェニキア、バビロニア、イスラムなど数々の古代文明が発達しました。 国土は日本の約半分の広さ、人口は約2200万人です。
首都ダマスカスは4000年の歴史を持つ街で、2008年当時の人口は600万人でした。
ダマスカスの旧市街は、世界遺産となっています。
ダマスカスにあるカシオン山は標高は1,151メートル、アダムの息子カインが弟アベルを殺した場所=世界で初めて起こった殺人事件の場所とされています。




ダマスカス空港

黒いヘジャブとチャドルをまとった女性たち

モスク



正面に見えるのがカシオン山


カシオン山から見るダマスカス市街

カシオン山の上にあるカフェ

お土産屋さんもある


【旧市街】 =世界遺産=



ローマ時代(1世紀)に作られた城壁

東門

1.5km続く「真っ直ぐな道」

聖アナニア教会(4世紀ごろ)

地下礼拝堂

視力を失った聖パウロの目を治す聖アナニアの像

聖フランシスコ像

聖パウロ教会

ユダヤ教徒に追われたパウロが脱出した聖パウロ門

パウロは篭に乗って脱出した

パウロが乗ったと言う篭

シリア人のガイドさん

カラフルなドレスや織物

中庭のあるレストラン

食事をしていた親子が話しかけてきた

昼食

シリア料理と地ビール(バラダ)


【シリア国立博物館】

前庭と入口

博物館の門

パルミラから運ばれた砦門

庭園
庭園内には遺跡から出土した彫刻などが並ぶ


【シリア砂漠】

ダマスカスから、シリア砂漠を北上し、パルミラに向かいます。
シリア砂漠を東に行くと、イラクです。2008年は、まだイラク戦争が行われていました。



パルミラまで230kmの道のり



砂漠の中にある「バグダッド・カフェ」

「バグダッド・カフェ」の看板

西の空が茜色に染まる



東の空に昇る大きな月



砂漠に沈む夕陽




ダマスカス〜パルミラ  パルミラ  ホムス〜マルーラ村〜ダマスカス
ボスラ〜ジェラシュ  ペトラ  死海〜ネポ山〜マタバ〜アンマン  ドバイ








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