【ペトラ遺跡】 =世界遺産=

ペトラは紀元前1世紀ころ、古代ナバテア人によって築かれた交易都市です。
ナバテア人はアラビア付近の貿易を独占し、ペトラは有力都市として繁栄しました。
雨のほとんど降らない砂漠地帯にありますが、ナバテア人は、水道管を通して給水設備を作り、また山に降った水が谷に大量に流れ込むのを防ぐためにダムを作りました。
800以上の建造物が岩山に掘られていると言われています。
中でも巨大な神殿エル・ハズネは、映画「インディー・ジョーンズ/最後の聖戦」のロケ地として有名です。
エル・ハズネは、紀元前1世紀頃、アレタス3世と妻のシャキラットの墓として造られ、後に神殿になったと言われています。


ホテルのプールサイドからから見るペトラの岩山




インディ・ジョーンズの看板があるお土産屋さん

遺跡の入口までは馬に乗って行く

約1.5qほどの道

右側が歩行者、左側が馬車道になっている

シーク(裂け目)と呼ばれる両側を岩壁で囲まれた細い道の入口


シークは約1.2q続く 最も狭いところは幅4m、一番高い岩は100mある


様々な色の岩


バラ色の岩

水路

ダム

ドゥシャラ神の祭壇

彫像が奉られていた岩壁のくぼみ

ラクダとナバテア人の像

生贄の神殿

前から見ると象、横からはクジラに見える岩

ドゥシャラ神の祠

シークの先にエル・ハズネが見える

ついに現れたエル・ハズネ

エル・ハズネ(アラビア語で宝物殿の意味)  高さ43m、幅30m

神殿入口

2階部分正面

入口には柵があり中には入れない

柵の外から見える1階内部

柱の手前から見る広場とシーク

エル・ハズネの広場の左側の岩山


エル・ハズネの右奥に続く道(アウター・シーク)を行くと、王宮墳墓群と言われる遺跡のある場所に出ます。
広大な岩山に600もの墓があるそうです。
その先にはローマ劇場や 列柱路、凱旋門などがあり、さらにその先の標高1000mの岩山にはエドディルと言う神殿があります。



王家の墓 


岩窟墳墓

ナバテア人の墓

住居





ロバの手前はヨルダンチューリップ

ペトラ名物の砂絵はペトラの岩山の色の付いた柔らかい砂岩を砕いて作った砂を、漏斗で小さなガラス瓶に少しずつ落とし、細い棒で砂をつついて模様を作って行きます。
上から押し固める砂で、絵はくずれません。アルファベットを入れることもできます。
とても繊細な作業で、砂絵を作るにはライセンスが必要だそうです。
ペトラで売られているものは、天然の砂のみを使用していて、その他の場所で売られているものは、砂に合成着色料で色をつけたものを使っているとのことです。


砂絵を売る店

その場でお客の注文を聞いて作ってくれる 10ドル

芸術的な砂絵

自分と友人の名前を入れて貰った


列柱路と王家の墓 


エドディルへ向かう道

ローマ劇場

凱旋門

王女の神殿

神殿跡

ラクダに乗った人たち

石畳の道 

らくだ岩


エドディルへは合わせて800段の石段を登って行く


ロバタクシーもあるが、狭い道を上下左右に揺れながら乗って行くのでかなり怖いと言う

ロバは悲しげに見えるが鳴き声は大きい

ラクダは見下したような顔つき(笑)

エドディル神殿  エル・ハズネより大きい(高さ45m・幅50m)

この旅行の2年前に、娘と私はフィンランド・ノルウェー・デンマークの3カ国の旅に出かけました。
この時のツアーメンバーの中に、スーパーのレジ袋一つだけ持った50代ぐらいのおじさんがいてビックリしたのですが、今回も同じような方がいました。
60代の女性で、こちらは本屋さんで雑誌を入れてくれる厚みのないポリ袋だけ持っていました。一瞬、北欧旅行のおじさんが女装してきたのかと思ったくらいですが(笑)、バッグも持たずに海外旅行をする人って、いるんですねえ。
彼女は、北欧のおじさん同様、旅好きらしく、バスの中で何か見ると、ぶつぶつ独り言を言ったり、教会のローマ法王の写真に手を振ったり、ドバイでは有名な超高級ホテルにも手を振っていました。
お手製らしい長めのスカートをはき、靴は女子高生が履くようなローファーで、おそらく何度も海外に行っているのでしょう。
飛行機でサービスにくれる靴下を、左右別々の色で履いていました。
ここでは、女性でもズボンにスニーカーが当たり前ですが、彼女はその恰好で本屋さんの袋だけ持って、800段の階段もすたすたと歩いていきます。
髪の毛は、映画「リング」の貞子のように、長く伸ばしたままなので、ほんと、妖怪のようでした(笑)

エドディル神殿からさらに登って行くと、「TOP OF THE WORLD」と名付けられたビューポイントに出ます。ここからはフリータイムで、行きたい人だけ行ってくれとのことで、娘と私は頑張って行ってきました。



エドディルから続く道



「TOP OF THE WORLD」と書かれた休憩所

「TOP OF THE WORLD」からの眺め




2時間以上山道を登って、帰りはエドディルから、エル・ハズネへ戻り、さらにホテルまで戻らなくてはいけません。
疲れてしまったので、エル・ハズネから馬車に乗ることにしました。
客待ちをしている御者さんたちに値段を聞くと、30ドルと結構高いお値段です。
「じゃ、いい」と歩き出すと、若い男の子が、スークの入口までだったら10ドルで乗せてあげる、と言ってきました。
もちろんありがたく乗りましたが、とにかく口の上手いチャラい男の子で、娘に猛烈にアタックしてきます(笑)
年を聞くと17才くらいで、娘より10才は若いし、娘が「私は結婚して夫がいるんだ」と言っても、「じゃ、僕はヨルダンのハズバンドになる」と平気です。
この子に限らず、イスラム圏の男性は意外とチャライです(笑)
シリア、ヨルダンだけでなくトルコやチュニジアでもそうでした。
シリアの男性はヨルダンの男性に比べてシャイでしたが、それでもなんだかんだ話しかけてきました。ヨルダン人はもっと積極的です。
歩いている娘に向かって投げキスをしたり、「あなたの瞳は美しい」などと、映画のセリフのようなことを言ってきたりします。
御者の男の子を振り切って、ホテルまで歩いていると、今度は大学生だという男性二人組に話しかけられました。
ツーリズムを勉強してるので、外国人の観光客と話したいとのことでしたが、ほんとはナンパしたかったみたいです(笑)
というのも、歩いている後ろから声をかけられて、私がオバサンだとわかったせいか、一人はすぐに離れて行ってしまいました。
「俺は左、お前は右の子」などと決めていたのかもしれません(笑)
残った大学生は、裕福なお坊ちゃまと言う感じで、紳士的でした。
別れ際に娘に、ヨルダンのキーホルダーをくれました。


馬車をひく馬

娘の肩を抱く御者の男の子

声をかけてきた大学生

大学生がくれたキーホルダー




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