【パルミラ遺跡】 =世界遺産= |
シリア砂漠の中央にあるオアシス都市パルミラは、インドとヨーロッパを結ぶシルクロードの拠点として、紀元前1世紀ころから栄えていました。 ホテルから見るナツメヤシの林とパルミラ遺跡 遺跡の向こうにアラブ城と墓の谷が見える |
ホテル入口 |
ホテルの前で遊ぶ子供たち |
遺跡の入口 四面門 列柱道路 コリント式の柱が約200本並ぶ1.6kmの道 列柱道路の入口 記念門 | |
浴場入口 |
交易がおこなわれたアゴラ(取引所) |
パルミラで最も重要な遺跡と言われるベル神殿は、紀元32年に建設されました。 ベル神殿 正面 神殿の裏側 中庭 | |
門 |
入口の彫刻 |
北側の神像安置所 祭壇 |
南側の神像安置所 祭壇 |
天井の幾何学模様 |
生贄を捧げる犠牲祭壇 |
生贄の動物を運び入れる入口 |
動物が通る通路 |
ローマ時代の円形劇場 2世紀に建てられた | |
入口から見る観客席 |
ステージ |
劇場の外観 |
物売りの男の子 |
観光客が見学していると、物売りの子供たちがたくさんやって来ます。 |
【墓の谷】 | |
パルミラ遺跡の西側にある渓谷に、「墓の谷」と呼ばれる場所があります。 墓の谷 エラベール塔墓 | |
塔墓内の天井のフレスコ画 |
柱の間に棺が納められていた棚がある |
3人兄弟の地下墳墓入口 |
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【アラブ城】 | |
高さ150mの岩山の上に建つアラブ城は、ヨーロッパの十字軍に対抗するために造られた城塞です。12世紀頃から建築されましたが、今残っているのは17世紀に建てられたものです。 アラブ城 | |
入口 |
谷に架けられた橋を渡って入る |
城内 |
城の窓から見るパルミラ市内 |
アラブ城の屋上 屋上から見るパルミラ遺跡 夕暮れのシリア砂漠とパルミラ市街 パルミラに沈む夕陽 |
【パルミラ市街】 | |
右側の山の上がアラブ城 |
パルミラ博物館 |
部分的に修復されているライオン像 |
石棺 |
町のお土産屋さん |
染めたナツメヤシの束 |
食用のナツメヤシを売るお店 |
中でお茶を出してくれて、試食もさせてくれた |
ベトウィンテント風のレストラン |
ラバーバ(楽器)の演奏 |
ダンス |
お客も一緒に踊らされる |
名物料理 羊のヨーグルト煮 |
羊の頭がそのまま乗っている |
ライトアップされた列柱路とアラブ城が幻想的に闇に浮かぶ |
2015年5月21日(木)
「イスラム国」がシリア中部パルミラ制圧=古代遺跡、破壊の危機
【カイロ時事】在英のシリア人権監視団によると、過激派組織「イスラム国」は20日、シリア中部の遺跡都市パルミラの大半を制圧した。国連教育科学文化機関(ユネスコ)に認定された世界遺産のパルミラ遺跡は破壊の危機に直面している。
監視団は声明で、政府軍部隊が刑務所と軍情報部拠点を除く全ての地域から撤退したと述べた。事実なら、パルミラ南西部にある古代ローマ時代の大規模な神殿跡などの遺跡群が同組織の支配下に置かれたことになる。
同組織はこれより先、隣国イラク北部で古代パルティア王国のハトラ遺跡や、古代アッシリアのニムルド遺跡などを「非イスラム的」と見なして重機やハンマーで次々に破壊。その映像を公開し、異文化に非寛容なイスラム過激派の支持を集めようとしてきた。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)のボコバ事務局長は20日、過激派組織「イスラム国」がシリア中部の古代遺跡都市パルミラに侵攻していることを受けて「貴重な歴史的遺産が危機にさらされている」との声明を出し、同組織とシリア政府軍の双方に即時停戦を呼び掛けた。
2015年05月25日
シリア:「ISが400人以上殺害」 国営テレビ パルミラ周辺
【カイロ秋山信一】シリア国営テレビは24日、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)が同国中部パルミラで「子供や女性、高齢者を含む400人以上を殺害した」と報じた。ISはパルミラ郊外の村落でも政府職員の家族らを処刑していると報じられており、大規模な虐殺が起きている可能性がある。
国営テレビは地元住民の話として「シリア政府に協力し、ISの命令を拒否したとみなされた住民ら400人以上が殺害された。大半は子供や女性、高齢者だ」と報じた。死者には、国立病院の看護師など公務員とその家族ら数十人以上が含まれているという。反体制派系の民間組織シリア人権観測所もISがパルミラ周辺で「政府の協力者」とみなした住民ら約90人を殺害したと報告している。
ISは今月20日に政府側が守っていたパルミラを制圧。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された古代遺跡にも侵入した。遺物が「イスラム教で禁じられた偶像崇拝の象徴」とみなされ、破壊されるとの懸念も高まっている。
2015年05月29日
シリア解体不可逆
シリアのパルミラ遺跡は首都ダマスカスから北東に230キロ。砂漠の中を一直線に舗装道路が走り、車で2時間半。21日、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)がここを支配下に置いたことが明らかになった。
シリア内戦が始まる4年前までパルミラは人口約4万人の町だった。郊外にある遺跡は10平方キロを超え、円柱や神殿、劇場、凱旋(がいせん)門などギリシャ、ローマ時代の建造物群が建ち並ぶ。遺跡と出土する文化財の魅力はその規模と共に、東西の多様な文明が重層的に存在していることだ。
パルミラの名前はパーム(ナツメヤシ)に由来し、アレクサンダー大王(紀元前4世紀)の東方遠征の後に続いてこの地に移住してきたギリシャ人が名付けた。しかし遺跡からはバビロニア王ハムラビ時代(紀元前1700年代)の粘土板書簡も見つかっている。世界最古のメソポタミア文明(紀元前約3500年〜)と古代エジプト文明(同約3000年〜)の間に位置し、早い時期に町は中継地として建設されたとみられている。
その後、近郊でとれる塩と豊富な地下水、温泉によって東西交易の隊商都市として発展し、「絹の道」の通過点ともなった(中国・漢時代の絹織物も見つかっている)。最盛期の1〜3世紀には自由都市として軍隊を抱え、周辺地域に勢力を拡大。しかし最後はローマ軍の軍門に降った。
今度の内戦になるまで、パルミラはシリアの歴史の豊かさの象徴として世界から観光客を集めてきた。しかしISの攻勢の前にアサド政権はこの象徴的な場所を放棄した。この意味するものは、一つには「引いて守る」以外、手立てがなくなったことだ。
現在、同政権は地中海沿岸部を中心に国土の22%しか支配していない。残る地域はISと、親米欧の反アサド派勢力などが押さえている。ただアサド政権支配地域には人口の50〜60%が集中し、国民の一定の支持を得ている。同政権は支配地域を縮小することで守りを固める狙いとみられる。パルミラ放棄が意味する二つめは、シリアの解体がもはや不可逆となったことだ。象徴的な場所を捨てたことで軍事力による国土統一を諦めたことを公然と示した。
私がパルミラを訪れたのはテヘラン特派員時代にシリアに出張した32年前。当時は対イラク戦争で苦しいイランをシリアが支援していた。いまは逆にイランがシリアを支える。中東の変転著しいが、イラン・シリア枢軸だけは変わらない。(西川恵=毎日新聞客員編集委員)
2015年7月3日
パルミラのライオン像破壊 シリアで「イスラム国」
フランス公共ラジオによると、シリア文化省文化財博物館総局のアブドルカリム総裁は2日、過激派組織「イスラム国」が、世界遺産がある中部パルミラの博物館の外に展示されていたライオン像を破壊したと述べた。ライオン像は高さ約3メートル、重さ約15トンの石灰岩製。1977年にポーランド調査隊が神殿で発見したとされる。
破壊されたのは先週とみられ、総裁は、同組織が「パルミラ遺跡で犯した最も深刻な犯罪だ」と指摘した。戦闘被害を避けるため、金属板と土のうでライオン像を保護していたという。同組織は5月20日にパルミラ市街地を制圧し、遺跡破壊の懸念が強まっている。シリア人権監視団(英国)によると、同組織は遺跡に地雷や爆弾を仕掛けている。
パルミラは首都ダマスカスや中部ホムスと、東部のイラク方面を結ぶ戦略的要衝。紀元前1世紀〜紀元3世紀、シルクロードの隊商都市として栄えた。(共同)
2015年07月05日
パルミラ遺跡で少年兵がシリア軍兵士25人を殺害
【AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)は4日、同組織が制圧したシリアの古代都市パルミラ(Palmyra)にあるローマ式円形劇場で、シリア政府軍兵士25人が、複数の10代の少年兵に処刑される動画を公開した。
動画は、ISが今年5月21日にパルミラを制圧した直後に行った処刑の様子を撮影したものと報道されている。動画では、緑と茶色の迷彩服を着た兵士が、円形劇場のステージ上で、ISの巨大な黒と白の旗を前に銃殺される場面が捉えられている。
処刑を行ったのは子供、または10代の少年とみられ、砂漠用迷彩服を着て、頭に茶色のバンダナを巻いている。処刑は、劇場の座席にまばらに着席した男性と子供たちの目前で行われた。
報道によると、ISはパルミラ制圧の前後に同市内や周辺の町で一般市民を含む200人以上の処刑を行った。円形劇場での処刑は、ISがパルミラを制圧して1週間に満たない今年5月27日、英国を拠点とする非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によって報告されていた。
当時、シリアのシリア遺跡管理当局のマムーン・アブドルカリム(Mamoun Abdulkarim)局長は、ISによる処刑が「パルミラの古代遺跡破壊を開始する前触れではないか」と恐れていると発言していた。アブドルカリム局長は、「古代ローマの円形劇場で人々を処刑するなどという行為は、人間性に欠けている証拠だ」とAFPに語った。
グレコローマン(Greco-Roman)様式のパルミラ遺跡は国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産(World Heritage)として登録されており、ISによるパルミラ制圧により貴重な古代遺跡の運命を危ぶむ国際的な懸念が高まっている。
ISは現在までに古代遺跡自体を破壊した形跡こそないが、市内にあるイスラム教の霊廟を爆破したほか、パルミラ博物館(Palmyra Museum)前に置かれていたライオン像を破壊した。
ISは専門家が「グループの主要なプロパガンダの道具」と呼ぶ、巧みに制作された残虐な大量処刑の動画を定期的に公開している。
2015年08月26日
【カイロ共同】過激派組織「イスラム国」(IS)は25日、シリア中部の世界遺産パルミラ遺跡にあるバールシャミン神殿を破壊したとする画像をインターネット上に公開した。
画像は5枚。戦闘員が爆弾を神殿に運び込む姿や、神殿内部や柱に置かれた爆弾、神殿が煙を上げて爆発する様子などが写っている。バールシャミン神殿の破壊については、シリア文化財保護当局トップ、文化省文化財博物館総局のマムーン・アブドルカリム総裁が23日、明らかにしていた。
ダマスカス〜パルミラ パルミラ ホムス〜マルーラ村〜ダマスカス |
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