朝のバオバブ

マダガスカル旅行の最終日ですが、きのうに続いてモロンダバに2連泊です。
これは、アンタナナリボに行く飛行機の便がこの日はないからで、そこでまたもやバオバブ見物です。
きのうは、夕陽のバオバブを見ましたが、今日は5時半出発で、日の出のバオバブを見ます。
ツアー客の中には、「バオバブ、飽きたよ」というオジサンもいて、バオバブと結婚したい人は別として、そう思った人も多かったはず(笑)


夜明けの月とバオバブ


朝もやのバオバブ並木


大きな朝日が昇ります



  ベタニア村

日の出のバオバブを見て、ホテルに帰って朝食。そのあとすぐに、カヌーで海に出てベタニア村に行きました。
一艘のカヌーに4人づつ乗って、船頭さんが前後に二人付きます。
約20分で、美しい空と海の中にあるベタニア村に着きました。
そこでは、人々が昔ながらの家で暮らしています。ここでも子供たちが、ツアー客を見て群がってきます。
メンバーの中に、古着や布のバッグなどをたくさん持って来たご夫婦がいて、次々と服やバッグを上げています。
そのご夫婦は、途上国を旅行するときは毎回、そうした物を持ってきて現地の人に上げているとか。
添乗員さんも、いつもそうしているそうで、この旅でも、服を上げていました。
私は、旅行の時は百均のボールペンを5、6本用意して、子供などに上げているのですが、古着を上げるというのは初耳でした。
南の島にサンタクロースが突然やって来たようなものですから、村中大騒ぎ。
子供たちが大名行列のようにくっついてきて離れません。
私は飴もないので、おやつに持ってきたジャガビ―の小袋を3つほど、子供に上げました。
村の学校見学ということで小さな学校に行きました。
教室には先生が一人いて、年がばらばらの子供たちがぎっしりと座っています。
外にもあんなにたくさんの子供たちがいて、その子たちは学校には行かないのか、よくわかりません。
私と娘は、先生に合計10本ぐらいのボールペンを上げて、先生はニッコリとうれしそうでしたが、あとから考えると、子供に配るには少なすぎるし、自分の友達に上げたりするのか、気になりました。
帰り道、偶然、さっき私が上げたジャガビ―を、みんなに分けている男の子を見かけて、バオバブのガキ大将とは違う優しさに、ほっこりしました。

余談ですが、ボールペンと言えば、アンタナナリボに到着して、入国審査を並んで待っているときに、私たちの前に中国人の男性がいました。
20代〜30代ぐらいのビジネスマン風の人で、裕福そうでした。
入国カードに書き足りないところがあったのか、係の人に「ここを書け」と言われて、中国人男性は「書くものがないから貸してくれ」と言っていますが、断られていました。
ビジネスマンで書くものを持ってないのも、入国審査係の人が持ってないのも、どちらも私にすれば不可解だったのですが、お節介なオバサン根性で、つい、その男性にボールペンを貸して上げました。
「ありがとう」と言うでもなく、当然のように受け取った男性、そのまま持って行ってしまいました。
日本人だったらあり得ないことなので、その後、返しに来るかと思っていたら、同行者らしい数人の中国人と一緒に、ゲートを出て行ってしまいました。
なんだか笑いながらしゃべっていたので、「日本人からボールペンを獲ってやったぞ」などと言ってるんじゃないかと思ったぐらいです(笑)
娘は、「中国人だもの、返すわけないじゃない。絶対、返さないだろうに、なんで渡すんだろうと思った」と、私がバカだと言わんばかりです。
そう言えば、ベトナムで遭遇した中国人観光客はモラルがなかったなあと、今さらのように思い出しました。
マダガスカルは、今、中国資本が大量に入ってきてるそうで、主に土地を買い、米を作っているそうです。
私たちは、どこへ行っても、土地の人に「ジャポネ〜」と呼びかけられたり、日本人と認識されていましたので、「中国人と日本人の区別がよくつきますね」とガイドさんに聞いてみると、「服装や持っているカメラで、区別がつく」と答えました。
それも納得ですが、私が思うに、日本人は、よく言えばお人よし、悪く言えば、ぼーっと間抜けな顔つきをしてるから、区別がつくんじゃないでしょうか(笑)


ホテルの前からカヌーに乗って川を下って海に出ます


川から見るバオバブカフェ




笑顔の素敵な船頭さん


ベタニア村


カヌーを運ぶ子供たち


リングを回す遊び?




村の家


ニワトリは放し飼い


お母さんと子供たち


人懐っこい子供たち


私が上げたジャガビ―をみんなで分けています


働いている少年たち


村の学校


先生とたくさんの生徒たち







  モロンダバ

ベタニア村から帰ってきて、午後は、モロンダバの町に行きました。
お土産屋さんに寄り、そのあとマーケットへ。野菜、果物、魚、食器、帽子などなんでも売っています。
魚も台の上にただ並べて売っているので、匂いもすごいし、無数のコバエがたかっていました。
「なんで冷蔵庫を使わないんだろう」と言ってるツアーのオジサンがいましたが、電気がないのに冷蔵庫は無理でしょう(笑)
その人か別の人か忘れましたが、翌日、具合が悪くなった方がいて「マーケットで菌がうつった」と言ってるので、呆れてしまいました。
その人のほかに、私の娘や、ほかにも具合が悪くなった人がいたので、そう考えたらしいのですが、みなさん60代以上の人ばかりでしたので、毎日早朝に起きて悪路を移動し、体力の限界だったんでしょう。
娘はこの日の夕食のカニのスープとエビの炒め物が美味しくて、食べすぎたからです(笑)


学校の校庭(?)


こちらは託児所(?)


可愛い看板のお土産屋さん


カラフルなカゴバッグ


マーケット


外でパイナップルを売っているお兄さん


野菜


手製の果物の瓶詰め


さやえんどうみたいなものを固めた得体のしれないもの


梅干し?


穀類・豆類


量り売りのはちみつ


魚もそのまま並べて売っていて、ハエだらけ


大きな干物?







町から帰って、この日も同じホテルに泊まるので暇があります。娘と二人で、海に沈む夕日を見に行きました。
夕方のバオバブ、朝のバオバブと同じように、昼の海、夕方の海の見物です(笑)
砂浜にサッカーのゴールネットが張ってあり、子供たちがサッカーをして遊んでいました。
波打ち際では、先生と生徒がサッカーの授業なのか、練習をしていました。
海の向こうはアフリカ大陸、オレンジ色の太陽が海に沈んで行きます。
日本からはるばるやってきて、キツネザルとカメレオンとバオバブと海を見るだけのツアー、ある意味、とても贅沢な旅でした。


砂浜でサッカーをする子供たち


サッカーの授業


夕暮れの浜辺


インド洋に沈む夕陽と、マダガスカルの恋人たち







  



フォートドーファン  ベレンティー  カメレオンパーク・ペリネ  レミュールアイランド・アンタナナリボ
モロンダバ  ベタニア村






SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送