タクツァン僧院は、ブータンにチベット仏教を伝えたグル・リンポチェ(パドマサンバヴァ)が8世紀に建てたと言われています。 しかし、1998年に火事で全焼し、2004年に再建されました。 グル・リンポチェは、虎の背中に乗ってやってきたと言われており、タクツァンとは「虎の巣」という意味です。グル・リンポチェが瞑想していたという虎の穴と呼ばれる洞窟などが見学できます。 雨でぬかるんだ道なき道を登り切ったところにある展望台から、さらに何百段もある石段で谷底に降り、また石段を登って、やっと僧院に着きます。 標高が高いせいもあるのか、私はかなり息切れがして、僧院にたどり着くのがやっとで、虎の穴は娘だけが見に行きました。 でも手前の展望台で帰る人や、歩けなくなってガイドさんにおぶって貰ってる中国人のオバさんもいたので、私はよく頑張った方だと思います(笑) 途中、一緒になったマレーシア人のおじさんが、私に「お母さんじゃなくてお姉さんでしょ」とかお愛想を言ってくれましたし、他の観光客に付いていたガイドさんが、「地震はどうだったか、大丈夫か」と気遣ってくれたりしました。
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