《カンボジア》 アンコール遺跡群 =世界遺産= |
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◆ バンテアイ・スレイ
2日目の夕方、ハノイの空港から、カンボジアのシェムリアップに飛びました。 シェムリアップにはアンコール・ワットを始め、数々のアンコール遺跡群があります。 翌日、カンボジア人のガイドさんに案内されて、まずチケット売り場で、全ての遺跡で利用できる3日間有効のチケットを買います。 一人一人、顔写真を撮って、各自の顔写真入りの社員証のようなチケットを首から下げます。
ガイドさんが、 「写真はニッコリ笑ってないと入場できません」
とカンボジアジョークを言うので(笑)、素直な私たちは超満面の笑み。
各遺跡に入る時、ちゃんと顔とチケットを見比べるという厳重さでした。
最初に行ったのが、バンデアイ・スレイという10世紀後半に造られたヒンズー教寺院です。
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チケット売り場 |
バンデアイ・スレイの入口とカンボジアのガイドさん |
中央祠堂、北塔、南塔 |
“東洋のモナリザ”と称されるレリーフ |
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◆ バンテアイ・クデイ
10世紀に建てられたヒンズー教寺院が、12〜13世紀に仏教寺院として再建されたもの。
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踊り子のテラス |
仏像が祀られた中央祠堂 |
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祠堂群 |
僧房の跡 |
◆ タ・プローム
12〜13世紀に造られた大乗仏教の僧院。当時は1万2600人もの僧侶たちが住んでいたと言われます。 広大な敷地には多くの建物があり、長い間ジャングルの中で放置されていたため、巨大なガジュマルが建物に絡みつき、建物を飲みこもうとしている怪物に見えます。 ここは、アンジェリーナ・ジョリー主演の映画「トゥームレイダー」のロケ地として有名です。
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バンテアイ・クデイとタ・プロームの遺跡の入り口には、民族楽器を演奏している人たちがいました。
地雷によって、手足を失ってしまった人たちです。
ガイドさんによると、彼らは観光客の募金によって生活しているとのことで、「政府から補償金が出るとか、援助がないのか」と尋ねると、一切ないとのこと。
400万〜600万個も埋められたという地雷は、もちろん現在も全て撤去されておらず、犠牲者も絶えることがありません。
ガイドさんは25才ですが、小学校の友達にも、地雷で手足をなくした子供が何人もいたそうです。
そういう話を聞くと胸が痛み、のんきに旅行をしている自分たちに罪悪感を覚えて辛くなります。
私も、ささやかに寄付をしてきました。
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◆ タ・ケウ
975年に建設が始まった寺院ですが、未完成のままになっています。 上まで登ることができます。
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